ホスティングサービスでＤＮＳサーバーを借りる
皆さんはブラウザにＩＰアドレスを入力してサイト表示ができることをご存知でしょうか。
実は必ずしも「○○．ｃｏ．ｊｐ」のような文字列を入力しなくてはサイトを表示できないというわけではありません。
たとえば表示したいサイトのサーバーのグローバルＩＰがわかっていればそれを入力してもサイトを表示させることが可能です。
なぜサーバーのＩＰアドレスでもサイトが表示できるのかといえば、そもそもコンピュータが通信を行う際にはグローバルＩＰアドレスによって通信相手を特定しているためです。
しかし、人間が覚えやすいのはこのようなＩＰアドレスのような数字の羅列よりも「○○．ｃｏ．ｊｐ」といったものの方が覚えやすいでしょう。
そのためわざわざサーバーのＩＰアドレスがわからなくても目的のサイトを表示できるように、ＤＮＳサーバーがＩＰアドレスとＵＲＬをひも付けしており、簡単に言ってしまえばＤＮＳサーバーはコンピュータと人間の間に入って仲介を行っているようなものといえるでしょう。
このＤＮＳサーバーは世界中にたくさん存在しており、それらが連携をして運用がされています。
会社などの場合、自社サイトにアクセスがたくさんあるような際には自前のＤＮＳサーバーを設置することが必要となるのですが、設置するには専門的な知識やスキルが必要で比較的導入が難しいものとなっています。
そのため社内にではなくホスティングと呼ばれる外部のデータセンターにサーバーを間借りし、それをＤＮＳサーバーとして運用するケースが数多く見られます。
＜参考＞ OCNのDNSアウトソーシングプラン
ホスティングでは現地スタッフによってサーバーの監視や管理が行われています。
何か障害が起きた際にもホスティング事業者のスタッフによって速やかに障害に対処されるため、自社の社員を常に監視や管理に当たらせる必要などがない点などがホスティングサービスのメリットです。